きれいな水といのちを守る全国連絡会 -- 石けんを広める愛媛県連絡会、40周年記念講演会開催
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石けんを広める愛媛県連絡会、40周年記念講演会開催

石けんを広める愛媛県連絡会は2020年2月22日(土)に今治市河野美術館にて40周年記念講演会を開催しました。

記念講演講師には詩人のアーサー・ビナード氏をお招きし、約90名の参加者と共に講演に耳を傾けました。

1960年前後より、私たちは便利な電気製品を増やし、誰かが絵に描いた「文化的」で「豊かな」暮らしを求めるようになりました。

これに伴い、私たちは月賦で買った洗濯機で、合成洗剤を使って洗濯し、家の前を流れる小川 (田に水を送る用水路)に流し、川を汚染しました。

かつては実り豊かだった水田が、今では耕作放棄地として捨て置かれている状態です。

これはアーサー氏の言う、「善人は悪人にもなる」「あらゆる意味において私たちは制御されている」「組み込まれている」ということなのかと考えます。

アーサー氏は「詩人は先を見通す予言者であり、〈もしも〉と考え、疑問を呈して人々の思考停止を突く」と語り、「JR東海リニア開発」「スペイン風邪」「EU」「アメリカ大統領選」「原子力発電」「IOCとIAEA」など多岐にわたる問題を、アーサー流に自在に読み解きました。

とりわけ1940年「幻」の東京五輪と現在の状況が似ていることに言及しました。

1938年当時、ヒットラーユーゲントが来日した際には、歓迎歌『萬歳ヒットラー.ユーゲント』が作られ、国民上げて歓迎ムードを盛り上げた状況と、現在の2020年東京五輪に向けた「国民団結・総動員」的世相の文章を読みあげ、これらの状況とを比較して「今の時代の空気に似ていないか?」とアーサー氏は問いかけました。

ミシガン州生まれの詩人アーサー氏から日本の歴史を教わった3時間弱、彼は最後に「生きのびましょうね!」と言ったが、「影響力を長い時間軸で考える」詩人のこの言葉は、後々どんな意味を持つことになるのだろうかと深く考えさせられる講演でした。

講演をするアーサー・ビナード氏



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